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キャスト ビームバー・デンチャー 

キャスト ビームバー・デンチャー 

一般的に上顎金属床義歯(部分床義歯)の主要部は大連結子(メジャーコネクター)であるパラタルバーやパラタルプレートによって構成されています.その設定位置やデザインには様々な考え方が適用されています.特に発音や装着感を優先する際は,口蓋部を大きく開放した前後パラタルバーによる設計が所望されています.キャスト ビームバー・デンチャーは,粘膜部をコネクターの被覆から積極的に開放し,強度を担保したデザインの義歯です.

 


 

fig.one

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upwardright多種多様なデザインの部分床義歯がありますが,どの設計も歯科医師の指示により,咀嚼運動を優先したものや審美性を重視したもの,嚥下運動を考えられたものです.しかし,粘膜部を大きく被覆する義歯の場合は,その内側に食渣が混入・熱を感じにくい・味覚が低下するといったマイナス要素が加わります.また,レジン床義歯では,その厚みに対して違和感が強く,発音もしづらいとされています.

 


 

fig.two

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upwardrightコバルトクロム合金を使用したキャスト ビームバー・デンチャーの基本設計は,粘膜部を可及的に広く開放し,口腔感覚を阻害しにくい形状としたものです.従って発音や装着感に対しては優位な形状であると考えられます.一般的に前パラタルバーは発音に影響を与える口蓋皺襞上に設定しませんが,キャスト ビームバーは圧縮性の強い横口蓋ヒダを避け,尚且つ皺襞の谷部に沿って幅広に走行させることにより,口蓋皺襞部に設置することが可能になります.メタル強度を考慮し,たわみが生じにくい構造にすることによって,咬合圧に対しても抵抗できると考えます.

 


 

fig.three

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upwardright口蓋部の床設計による義歯装着の快適性についてFarrell J Hamiltonは,鋭敏な接触感覚がある舌尖の触れやすい切歯乳頭部を被覆しないことが重要であると報告しています.また口蓋皺襞部では,皺襞頂部が敏感であり異物感を感じやすいとされています.キャスト ビームバー・デンチャーは,これらの観点から検討しても,生体許容性の高い義歯であると考えます.

 



 

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pencil㈱横浜トラスト歯科技工研究所 吉田 涼

 

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