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半焼結ジルコニアにカラーリキッドを着色浸透

半焼結ジルコニアにカラーリキッドを着色浸透

ジルコニアは高い強度・靱性を有し,生体親和性にとても優れている歯科材料です.しかし,従来法によるジルコニア単体で製作されたクラウンはパール状の不自然なテカリがあり,審美的な問題を残しました.最近では様々なカラーバリエーションのジルコニアディスクが販売されるとともに,透明性の高いハイトランスジルコニアも普及してきました.弊社では,半焼結ジルコニアに水溶性のカラーリキッドを着色浸透させてからファーネスで焼結させることによって,自然な色調で仕上げることが可能になりました.

 


 

fig.one

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upwardright近年では各メーカーから単色ジルコニアディスク以外に3~5層の色調で構成されるマルチレイヤードのジルコニアディスクが発売されるようになりました. また透過率50%以上といったハイトランスジルコニアも登場し,前歯部を含め様々なケースに対応できるようになりました. 更に弊社ではシンタリング(焼結)前の半焼決ジルコニアにカラーリング(プレッタアクアレル【Zirkonzahn】)を施すことで,より自然な色調に近付けます.

 


 

fig.two

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upwardright写真は最高温度1,500℃以上に達する高温ファーネスで8時間以上シンタリング(焼結)を施し,着色浸透の工程が終了したものです. 焼結時にジルコニアは20~30%収縮しますが,歯科用CAD/CAMシステムによって,その収縮量を制御することが可能になりました.

 


 

fig.three

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upwardright審美的には二ケイ酸リチウムを主成分としたe.max(Ivoclar Vivadent社)やジルコニアコーピング上に専用陶材を築盛した所謂ジルコボンドには及びませんが,左の写真の状態まで色調を合わせることができます. 前歯部においてはまだ難点もありますが,臼歯部であれば大きな審美障害もなく材料パワーに優れたクラウンの製作が可能です.そのような特性からインプラントの上部構造体に使用されることが比較的に多いです.

 



 

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pencil㈱横浜トラスト歯科技工研究所 中山光博

 

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