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レーザー溶接 -Laser Welding-

レーザー溶接 -Laser Welding-

近年の歯科技工所においては,レーザー溶接機の導入が一般的となっています.そして,その溶接技術は作業効率や品質水準を向上させ,設計の自由度等も明らかに高めております.例えば,使用中の義歯が鉤歯等の抜歯により設計変更しなければならない場合,新たな義歯を製作せずに改良することが可能です.また,金属床やクラスプ等が破折した場合においても,ろう付け法と異なり,レジン部や人工歯部を焼失することなく修復することができます.更には,使用中の金属床義歯内面にフィラーメタルを盛り上げて,ビーディングやポストダムの調整加工を施し,封鎖性や装着感の細密な改善をするといったことも可能です.

 


 

fig.one

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upwardright本ケースは,上顎右側第一大臼歯が鉤歯となっていたが,抜歯となり両側遊離端義歯へと設計が変更されたものである.写真は,新たに欠損部に適用するメタルフレームを製作し,レーザー溶接を施す前段階.レーザー溶接の接合部接触域はできるだけ薄くし,双方の突き合わせる面を完全に接触させなければならない.

 


 

fig.two

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upwardright相互の突き合わせる面にズレが生じないようにセットし,数か所に位置決め溶接(貫通溶接)を行なう.その後,模型から義歯を取り外し,裏面からもレーザー照射をする.更に未溶接部へフィラーメタルを肉盛りしていく.その際は,変形しないように慎重に行わなければならない.

 


 

fig.three

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upwardright矢印の箇所がレーザー溶接を施して,増床修理した部分.左側のレジン部や人工歯部は損傷することなく修復できた.このような設計変更もレーザー溶接機があれば容易に行なえる.

 


 

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pencil㈱横浜トラスト歯科技工研究所 髙佐幸宏

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