製品情報

グラスファイバーレジンコア

グラスファイバーレジンコア

レジン築造支台歯の脆弱性を補うために,強化剤(芯材)としてグラスファイバー製のポストがコア用レジンと併用されるようになりました.このグラスファイバーレジンコアの登場によってレジン築造支台歯の破折が大幅に減少し,さらにメタルフリーによる高い審美性から,より自然感のある補綴物を装着できるようになりました.


 

fig.one

products_9[95].png

 

upwardrightファイバーポスト(fiber post)は,象牙質と弾力係数が近似しており,応力集中が起きにくいため,歯根破折を招く可能性が低い材料とされている.また,再根管治療の際には,材質の削り易さからメタルポストと比較して除去が容易であるという利点もある.グラスファイバー補強型コンポジットレジンへ静荷重・繰り返し荷重を負荷した理工学実験では,ファイバー補強なしのものに比べ有意に高い曲げ強さを示したとされたが,併せてファイバーポストの走行部位の違いによって曲げ強さは影響されるとの報告もあった.従って,ポストの埋入位置や形状・直径等には注意しなければならない.

 


 

fig.two

products_9[96].png

 

upwardright支台築造の原則として,可能な限り歯冠部歯質を保存させ,フェルール効果を獲得することが重要であるとされている.そのようなケースの場合には,グラスファイバーコアとコア用レジンの併用法で修復することが一般的だが,歯冠部歯質の残存が乏しい場合は,写真の様にハイブリットレジンを使用して材料的強化を図る必要がある.(本症例はEstenia C&BのDA3とE2を使用した).

 


 

fig.three

products_9[98].png

 

upwardrightグラスファイバーポストの埋入位置に失敗し,形態修正後にポスト材の上端が露出してしまったケース.Wax-Upで形成前の歯冠形態を回復し,シリコーンジグを採取して最終形態の参考にするといった製作手順を踏まえることが重要である.(反省・・・.weep) 

 


 

profile[24].jpg

pencil㈱横浜トラスト歯科技工研究所 玉國浩司

products_9[96].png