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3Dスキャナーとソフトウェア

3Dスキャナーとソフトウェア

近年の歯科技工業界においては,CAD/CAMの活用が一般的になって参りました.現在は,三次元データによる切削加工が中心ですが,今後はレーザー焼結等の積層法や3Dプリンターによる造形技法へと益々広がってくると考えます.また,各アプリケーションが充実し,チェアサイドとラボサイドの連携に対しても更なるデジタル環境の構築がなされていくものと思われます.弊社が現在主力機としているDental Wings7seriesシステムは,スタンダードフォーマットとして認識されているSTLファイル形式の出力でございます.従いまして,多様な造形装置(切削加工機,3Dプリンター,レーザーシンタリング等)にデータを送り,加工することが可能です.


 

fig.one

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upwardrightDental Wings 7series スキャナー.本機種は非接触の光学レーザースキャニング方式を採用し,15μm以内の精度で石膏模型をデジタル化する.また,印象材のスキャンも可能であり,140mm ×140mm ×140mmのスキャニングボリュームを有している.7seriesのマルチダイアプリケーションは30歯まで対応しており,30歯を15分で読み込むことが可能である.

 


 

fig.two

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upwardrightDWOSクラウン&ブリッジモジュール.読み込む対象は,歯列模型・支台歯・対合歯である.歯列模型にバイトレコードを介在させ,その顎間記録(対合歯咬合面圧痕)から咬合接触域を確認することもできる.スキャニングデータからマージン設定やスペーサー設定を終えれば,歯冠形態を整えるのは2~3分程度である.ライブラリーから任意の歯冠形態を選択する際に,両隣在歯の辺縁隆線・コンタクトポイント・窩等,10か所程度を指定し,位置決めすることによって,その箇所に移行した歯冠形態へ自動修正がなされる便利な編集ツールもある.

 


 

fig.three

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upwardrightDWOSデンチャ―モジュール.着脱方向を任意の位置で指定するとアンダーカットの自動計算とブロックアウトが実行される.各構成パーツ(義歯床・維持装置・連結子等)のデザインツールを選び,直感的に配置していくことができる.また,描記された各パーツの寸法や断面形態,厚み等を様々な角度から確認することができると共に,表示されているダイアログボックスへ任意のパラメーター値を指定することによって,容易にイメージ通りのサイズに可変できる.本モジュールは,クラウンブリッジモジュールと互換性があり,より高度なパーシャルフレームデザインの作成をすることも可能である.

 


 

fig.four

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upwardrightDWOSインプラントカスタムアバットメントモジュール.作業用模型に正確にセットされたインプラントアナログ上に,スキャンボディを固定し,スキャニングを実行する.カスタムアバットメントにおける製作上の重要なポイントは,サブジンジバルカントゥア(subgingival contour)や咬合高径にあった患者個別の理想的な形態をデザインすることである.STLファイルによるオープンシステムといっても,ワークフローが複数の製造者及び機器に広がるため,データの互換が正確になされない場合があり,現状では個別サプライヤーに特定した製造工程や一次委託の歯科技工所によるインプラント・レベルのスキャニングデータから二次委託の切削加工機を有した大型歯科技工所がデザイン加工するプロセスが多いようだ.弊社では自社対応によるカスタムアバットメントデザインの作成を実践し,チェアサイドによる個々のオーダーに細かく応じている.

 


 

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pencil㈱横浜トラスト歯科技工研究所 川崎 崇

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