製品情報

鋳造床義歯 metal base denture

鋳造床義歯 metal base denture

迫りくる超高齢化社会の到来と共に,精密鋳造された快適性の高い金属床義歯への需要は高まっております.近年では,材料や技術の改良によってメタルフレームの適合精度は向上し,強度的にも複雑なデザインへの対応が可能となっております.弊社においては,コバルトクロム床・白金加金床・チタン床等,数種類の金属マテリアルに対応した付加価値性の高い金属床義歯を製作しております.また設計に関しては,咀嚼・発音の機能回復は勿論のこと,残存歯の予後や鉤歯負担による影響等についてもチェアサイドの情報を細かく確認させて頂きながらチームアプローチの考えに基づいて行っております.


 

fig.one

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upwardright上顎部分床義歯の症例.歯科技工全般を取り扱っている総合ラボラトリーの強みは,鉤歯形態から金属床の設計に積極的に関与できることである.写真は,鉤歯となる冠を作業用模型にトランスファーし,耐火模型を製作して金属フレームを完成させたケース.クラスプ内面のラバーポリッシャーによる調整研磨が終了し,人工歯排列を行った.

 


 

fig.two

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upwardright上顎義歯は口蓋部義歯床後縁の辺縁封鎖を確実に行なうことによって,十分な維持力を発揮する.可動域粘膜部と不動域粘膜部の境界であるアーラインを目安にポストダムを形成し,義歯床後縁部後方からの空気の侵入を防ぐことによって吸着力を増すことができる.

 


 

fig.three

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upwardright金属床は,ポストダムの設定に不備を生じた場合の調整が困難である.症例に応じて,調整を要する可能性が高い場合は,金属フレーム後方をメッシュ状に製作し,レジンの添加・削除ができるようにしておく.

 


 

fig.four

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upwardright金属フレームとレジン部の移行は,なだらかな形態でなければならない.金属床フィニッシュライン(finish line)を適切に設定するためには,基礎床部(ベースプレートレジン等)に人工歯排列を行い,口腔内試適後の床形態をシリコーンコアで採得し,形状再現する製作工程が望ましい.

 


 

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pencil㈱横浜トラスト歯科技工研究所 高佐幸宏

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